朝日新聞・毎日新聞・時事通信。この辺りの一部の左傾メディアが出す情報には、相当に注意しないと、本当に騙されます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140220-00000169-jij-pol
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今回、浅田選手について発言した森元総理の一部メディアでの取り上げられ方が、怪しいと感じたので、色々調べてみると、メディアによる印象操作が行われていたことが明らかになりました。
一部メディアの恐るべき印象操作の手腕を検証してみましょう。
20日の夕刻、ソチ五輪の女子フィギュアSPで浅田真央選手が、実力を発揮できず16位に沈んでしまい、日本中が心配していたその時、あるニュースが配信されました。
--------------(記事抜粋)---------------
東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を務める森喜朗元首相は20日、福岡市内で講演し、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子の浅田真央選手がショートプログラムで16位と出遅れたことについて「見事にひっくり返ってしまった。あの子、大事なときは必ず転ぶ」と述べた。配慮を欠く発言として批判も出そうだ。
森氏は、浅田選手が団体戦に出場したことに関しても「負けると分かっている団体戦に出して恥をかかせることはなかった」と語った。
--------------(抜粋終了)---------------
どうでしょうか?この内容だけ見ると、森元首相は「浅田選手への侮辱だ!配慮のできないひどい人間だ!」と非難が殺到することはすぐに想像できます。
実際に、このニュースが報道されて以降、様々なメディアで2次批判、3次批判が繰り返されています。
残念ながら、私自身も、この速報を見て、「この人、何言ってるんだ。」と思ってしまいました。
しかし、このタイミングでこんな発言をするのは怪しいと感じ、森氏の発言内容の全文を探してみた所、驚きの事実がありました。
では、ここで、実際に森元総理がどのような発言をしたのか、全文を見てみます。
その内容は以下のとおりです。
ソースは2月21日付TBSラジオ『荻上チキ・Session-22』の公式ウェブサイト記事「森喜朗 元総理・東京五輪組織委員会会長の発言 書き起し」です。

--------------(森氏発言)---------------
今朝も真央ちゃんが最後ひっくり返った時は、4時だったと覚えておりますが。皆さんそれご覧になると、それまでずーっと真央ちゃんがまだ30番目で一番あとだったもんだから。ずーっと皆見てるわけでしょ、あれ。
ショートプログラムだから、1回何分かな。3分半くらいかな。そんなもんだったと思いますけど、それ全部やって一番最後に真央ちゃん。なんとか頑張ってくれと思って皆見ておられたんだろうと思いますが、見事にひっくり返っちゃいましたね。あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね。なんでなんだろうなと。
僕もソチ行って、開会式の翌日に団体戦がありましてね、あれはね、出なきゃよかったんですよ日本は。あれは色んな種目があって、それを団体戦で。特にペアでやるアイスダンスっていうんですかね。あれ日本にできる人はいないんですね。あのご兄弟は、アメリカに住んでおられるんだと思います確か。ハーフ。お母さんが日本人で、お父さんがアメリカ人なのかな。
そのご兄弟がやっておられるから、まだオリンピックに出るだけの力量ではなかったんだということですが、日本にはいないもんですから、あの方を日本に帰化させて日本の選手団で出して、点数が全然とれなかった。
あともう皆ダメで、せめて浅田さんが出れば3回転半をすると、3回転半をする女性がいないというので、彼女が出て3回転半をすると、ひょっとすると3位になれるかもしれないという淡い気持ちでね。浅田さんを出したんですが。また見事にひっくり返っちゃいまして、結局、団体戦も惨敗を喫したという。
その傷が浅田さんに残ってたとしたら、ものすごくかわいそうな話なんですね。団体戦負けるとわかってる、団体戦に何も浅田さんを出して、恥かかせることなかったと思うんですよね。その、転んだということが心にやっぱ残ってますから、今度自分の本番のきのうの夜はですね、昨日というか今朝の明け方は、なんとしても転んじゃいかんという気持ちが強く出てたんだと思いますね。いい回転をされてましたけど、ちょっと勢いが強すぎたでしょうかね。ちょっと転んで手をついてしました。だからそういうふうにちょっと運が悪かったなと思って見ております。
--------------(発言終了)---------------
発言内容を抜粋すると、以下の要旨であることが分かります。
● ソチ5輪の視察に行った際、フィギュアの団体戦も観戦してきた。
● 団体戦では、ペアダンスの選手層が薄く、順位を維持するのは難しかった。
● 浅田選手の出来栄えが、メダルを左右する状況だった。
● 浅田選手は団体戦のSPのジャンプを失敗してしまっていた。
● 続く、個人戦のSPのジャンプも失敗してしまった。その原因を考えてみた。
● 原因は、団体戦で悪いイメージを持ったまま、個人戦に突入したことだろう。
● 一か八かの団体戦に出させずに、個人戦に集中させてやればよかった。
● 浅田選手の責任感からすると、リスクが大きい判断だった。
● 結果としては、運が悪かったとしか言いようがない。
どうでしょうか?
どう読んでも、浅田選手を侮辱するような内容には見えません。むしろ、スケートの専門家がSPの結果が出た後に解説していた内容と、ほぼ同じです。
SPの成績が振るわなかった原因が団体戦のSPの不振にあった事は、様々な解説者が指摘しています。
森元総理の発言に、浅田選手への普通の気遣いを感じると思います。
森元総理の発言をまとめると、「プレッシャーのかかる中で、調整を犠牲にしてまで、団体戦に出場させたのは、浅田選手のためにならなかったかもしれない。」といったことであると思います。
団体戦に出るべきでなかったどうかは議論の余地があるとは思います。
しかし、決して、速報で出されていたような発言の意図ではない事は分かって頂けると思います。
「言葉を一部だけ抜き取る」「印象操作の言葉を付け加える」
この2つで、メディアは、一般国民の印象の操作を試みるのです。
では、実際に踊らされている一部の国民の反応を見てみましょう。
↓一部メディアに騙されたみなさん
↑偽の情報によって、開催を返上してどうするんでしょうか?つぶやけば、いいというものではありません。責任感を持って、つぶやいて頂きたいものです。
↑普通の大人がそんな発言はしないだろうと、大人は考えます。みのもんたに騙されて、バナナを買いに走るタイプの方でしょうか。
↑大学教授ですら、この結果です。見る目を持った最近の学生は、あきれていることでしょう。
「騙される方よりも、騙す方が悪い。」これは当然のことです。
ただし、このITの世の中で、何かしらツイッターなりブログなりで発信するからには、情報元のソースまで、調べた上で、自分の考えで発信するように心がけるべきでしょう。
さもなければ、騙されるだけではなく、一部メディアの詐欺行為に加担してしまうことになります。
麻生副総理の「ナチス発言」しかり、今回の発言しかり、一部メディア(朝日・毎日・時事通信)の姑息な手法には、まいります。
しかし、この姑息な手法に見事に踊らされている方々も、たくさんいる訳で、ちょっとこの国の行く末を不安に思ってしまいます。。